
創業より前の2003年頃から本格的に取り組み始めた「音力発電」技術に関する研究開発のきっかけは、この様な純粋な想いからでした。音は空気中を伝わる振動であることから、この研究を(音以外の)
振動エネルギーからも発電を行う「振動力発電」技術に応用発展させていくことにしました。
同時に、研究開発は世の中に出て人の役に立たないと本当の意味がないという信念から、基礎研究の段階より、常に社会のために役立つ製品にすることを意識しています。
身の周りの環境からエネルギーを収穫して、電力として有意義に利用していく・・・
当社はエネルギーハーベスティング(環境発電)と呼ばれる分野で独自の技術開発による商品やサービスを提供し、「エネルギー消費社会」から「エネルギー生産社会」を目指しています。
「音力発電」や「振動力発電」の特徴の一つは、日常生活のいたるところに存在する音や振動から発電を手軽に行えることです。
そして、この音や振動のエネルギーは、これまで使用されることなく捨てられていたエネルギーなのです。
むしろ、高速道路の遮音壁(騒音)や建物の免振技術(揺れによる人や建物に対する影響)等により、それらのエネルギーを小さくさせようとしている迷惑なものとされてきました。
もし、こうした負のイメージを持たれるエネルギーから小さな量でも発電できたら面白いと思いませんか。
それも、私達の生活の中で、特別に意識することもなく、簡単に発電できたら新しいライフスタイルに繋がると思いませんか。
こうした想いから、歩くだけでLEDのフットライトを発光させる『発電床®』や、ボタンを押す度に発電し、無線送信出来る「電池レスリモコン」を可能にする『振力電池®』等の開発し、「バッテリレスIoTセンサ」など様々な分野で需要を創出してまいりました。

私達の生活の中には、音や振動のエネルギー以外にも、何にも使用されることなく、捨てられているエネルギーが、まだまだ数多く存在しています。みなさまもご存知の太陽光や、風のエネルギーだけでなく、川や水路の水のエネルギー、室内灯の光、工場の機械から出る廃熱、海の波や海流のエネルギー、街にあふれる電波等もそうです。
こうした日常生活において活用されずに捨てられているエネルギーを、それぞれの特徴を活かして有効に活用することによって、必ず社会や人々のために役立てられると確信しております。
現在は、海に囲まれた日本の特徴を活かし、日本発世界初の量産型波力発電の商品化に取り組んでいます。これからも、環境負荷の大きい発電設備や、遠隔地からの送電に頼らず、その場その場にあるエネルギー(電力)との付き合い方を模索していきます。
※発電床®は、株式会社グローバルエナジーハーベスト(旧社名:株式会社音力発電)の登録商標です。
※振力電池®は、株式会社グローバルエナジーハーベスト(旧社名:株式会社音力発電)の登録商標です。
