pumped storage power generation

Intro「波力発電」技術について

海の波を利用して電気を生み出す波力発電。
地球に優しい再生可能エネルギーの
一つとして期待されています。
弊社では海上での設置が容易で
耐久性も優れた新たな波力発電装置を開発。
脱炭素社会に貢献する技術として
2023年度の実用化を目指しております。

3つの国家プロジェクトに採用

循環型波力揚水発電の開発はNEDO、総務省、国土交通省から受託研究を受けており、同時に3つの国家プロジェクトに採用されております。

3つの国家プロジェクトに採用

エネルギー密度と量

日本は、国土の面積が世界61位でありながら、海岸の長さでは世界6位となる。現に日本は波力エネルギーが満ち溢れた環境に位置している。この波力エネルギーは、再生可能エネルギーの中でも、随一のエネルギー密度と量が確保できると期待されている発電資源である。

最も安定した再エネ

再生可能エネルギーの中でも波力エネルギーは最もエネルギー密度とエネルギー量が大きく、太陽エネルギーの約20~30倍、風力発電の約5倍とされている。

最も安定した再エネ

Visionビジョン

既述の「波力発電」における三大課題である(海洋生物対策:コスト、台風等の高波対策:安全性、漁業との兼ね合い)を、一度に解決することを目的として、これまでにない全く新しい発想に基づ「循環型波力揚水発電」技術の研究開発を行う。
「エネルギー関係技術開発ロードマップ」(経済産業省、平成26年12月)においては「海洋エネルギー利用」を「低コスト化・高効率化等の課題を解決すれば、将来的に分散型のエネルギーとして重要な役割を担う可能性がある」として、以下のような技術ロードマップが掲げられている。

本研究開発は、
「発電コスト20円/kWh以下の実現」に向けた、
海洋エネルギー利用の発電コストの低減、
耐久性・信頼性の向上に貢献することができる。

Product製品内容

「パスカルの原理」 → 「波力エネルギー」を蓄積
「波力エネルギー」 → 循環水をポンプアップ

※完成予想CG
※完成予想図CG
※完成予想CG
※完成予想図CG
※製品内部の写真 横浜国立大学内「造波装置」による実験
※製品内部の写真 横浜国立大学内「造波装置」による実験

コスト(海洋生物対策)

海洋生物の付着が、影響する装置を、海水と分離する(ひも状ミセル水を揚水する)。統一した設計の基本タイプを同時に複数(10基等)設置することにより、1基当たりのコストを削減。
三大課題(海洋生物対策:コスト、台風等高波対策:安全性、漁業との兼ね合い)の1つ目を解決致します。

コスト(海洋生物対策)
安全性(台風等高波対策)

安全性(台風等高波対策)

発電部に直接波力エネルギーを与えない。波力エネルギーをポンプアップ(揚水)に利用する。防波壁(盾)を設け、三大課題(海洋生物対策:コスト、台風等高波対策:安全性、漁業との兼ね合い)の2つ目を解決致します。

漁業との兼ね合い

本波力発電は、港や防波堤・岬(人口岬)等の陸地と隣接するエリアに設置するため、漁業への影響は、極めて限定的。消波ブロックの摩耗を防ぐ対策として期待されている。
三大課題(海洋生物対策:コスト、台風等高波対策:安全性、漁業との兼ね合い)の3つ目を解決致します。

漁業との兼ね合い

既存製品/技術に対する優位性

発電方式 本循環型波力利用揚水発電 従来の波力発電 潮力発電(潮汐発電) 海流発電(潮流発電)
発電効率・発電量
・発電エネルギー効率が大
・発電量の見通し付け易い
・発電エネルギーが、安定的
「○」
・発電エネルギーが高い
・発電量にムラが発生する
・発電量の見通し付け易い
・面積当たりの発電量大きい
「○」
・タービンを回す翼に高費用
・発電量にムラが発生する
・潮の満ち引き時にエネルギー大
「○」
・エネルギー変換率は、比較的高い
・発電量の見通し付け易い
・発電エネルギーが、安定的
立地・サイズ
・防波堤や港、人口岬等の既存のインフラの近くに設置可能
→立地の選定や漁業権や航路等の交渉も行い易い(関係者の現状を大きく変えずに済む)
・水深「5m」以上」必要!
「△」
・漁業権や航路等、様々な制約から設置場所が制限されることなどがある
「×」
・漁業権や航路等、様々な制約から設置場所が制限されることなどがある
・船舶運航・漁場への設置は負荷大
・発電に適したポイントが必要
・送電に長大海底ケーブル必要
「×」
・漁業権や航路等、様々な制約から設置場所が制限されることなどがある
・船舶運航・漁場への設置は負荷大
・発電に適したポイントが必要
・送電に長大海底ケーブル必要
耐久性
・海洋生物付着の影響小
・発電機は、「海水に触れない」構造のため、比較的安全
・高波対策を実施
→高波対策を十分行えると見込んでいる
「×」
・海洋生物付着の影響あり
・塩害による腐食が発生
・大波による破損や漏電が発生
「×」
・貝などの付着の除去や機材の塩害対策等に維持管理費がかかる一方で耐用年数が5~10年と短いためにコストパフォーマンスが悪いこと、漁業権や航路等の様々な制約から設置場所が制限されることなどがある
「×」
・貝などの付着の除去や機材の塩害対策等に維持管理費がかかる一方で耐用年数が5~10年と短いためにコストパフォーマンスが悪いこと、漁業権や航路等の様々な制約から設置場所が制限されることなどがある
コスト
・立地・サイズ、耐久性での優位性からコスト面で比較優位である
「△」
実用化されていないため、不明
「×」
不明
「△」
不明

技術を導入した際のユーザーメリット

想定発電出力:332.3376KW
波力:約4年前後で回収  
太陽光:約10年前後で回収。

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